徒然なるまま お絵描き


子どもの頃に鮮烈な印象を受けた
「かえるのつなひき」という
沖縄の絵本を、再読したくなった。

儀間比呂志 – Wikipedia

素朴で勇壮な作風の
儀間比呂志さんの絵本、
幾冊ものタイトルが記憶に残る。

鳥獣戯画のような墨絵には
ずっと心惹かれているが、
いきいきとした描写が愛らしく、
迷いのない筆致が見事だと思う。

最近、PCのお絵描きアプリを使い、
自分でカエルやナマズなどの生き物を
描いてみて、とても難しいと知った。
(実物をよく観察する必要がある)
(が、それが出来ない……Orz)
(検索画像やAIを参考にしている)

たとえば筆ペンで下絵を描き、
淡い色調でさらっと水彩画風に
CG着彩してみたらどうだろう?
などと、ぼんやり考えている。
(とくにあてはないけれど)

影絵風や墨絵風の絵を、CGで
描いてみたいと思いつつ、
なかなか手つかずのまま
行き当たりばったりで
お絵描きしている今日この頃。


蓮華の花がひらいた


ひらいたひらいた
なんのはながひらいた
れんげのはながひらいた
ひらいたとおもったら
いつのまにかつぼんだ
 (わらべ歌より)


朝ひらき午後にはとじる蓮の花。
つぼみがたくさんあるので、
これからの季節、朝の散歩で
また蓮池を訪れてみたい。



蓮葉に溜まれる水の玉 – あかり窓 (memoru-merumo.com)

ひらいたひらいた – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)


蓮葉に溜まれる水の玉


(万葉集)

久堅之 雨毛落奴可 蓮荷尓 渟在水乃 玉似<有将>見
ひさかたの雨も降らぬか蓮葉に溜まれる水の玉に似たる見む
ひさかたの あめもふらぬか はちすばに たまれるみづの たまににたるみむ
( 第16巻 3837番 作者不詳 )

万葉集 第16巻 3837番歌/作者・原文・時代・歌・訳 | 万葉集ナビ (manyoshu-japan.com)


白露を玉(真珠)に例える和歌は多く、
蓮の葉に溜まる露も、
万葉集の時代から詠まれている。

蓮の花(蓮華)と似た名のレンゲだが、
中国原産の帰化植物で、
田畑の緑肥として普及し、春の風物詩。
検索しても古い和歌には見当たらない。
江戸のわらべ歌にレンゲ草が登場する。
「ひらいたひらいた」のレンゲは
水辺の蓮の花だが、
「れんげ摘もか」で歌われるのは、
野辺のレンゲ草だという。
江戸時代の子ども達は、
レンゲ草の花を摘んで歌いながら、
どんな伝承遊びを楽しんだのだろうか?

れんげ摘もか(つもか) 歌詞の意味 わらべうた (worldfolksong.com)


( 2024.5.29~30 イラスト作成 )


水の玉 – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)


れんげ


ひらいた ひらいた
なんのはなが ひらいた
れんげのはなが ひらいた
ひらいたと おもったら
いつのまにか つぼんだ

つぼんだ つぼんだ
なんのはなが つぼんだ
れんげのはなが つぼんだ
つぼんだと おもったら
いつのまにか ひらいた


わらべ歌「ひらいた ひらいた」より

( 2024.5.28 )