海の女王


黄砂が飛来すれば
「なるべく屋内」を選ぶ
行動心理が働く……
(砂漠の砂嵐なら尚更)

南風の女神ニンリルは、
都市の城壁によって
熱砂の翼を
傷つけられたため
人間を恨んだ と伝える
神話があるという。

一方でニンリル(アーシラト)は
海を行く女神(神々の女王)と
呼ばれる。
航海の風の翼。

翼が折れた女神(ニンリル)

春の女神を喪って
歌えなくなった巫女(セイレーン)

羽衣を奪われて
天に帰れなくなった乙女(→男の女房へ)
(奄美の七夕伝説)

アムピトリーテー – Wikipedia
Wikipedia「アムピトリーテー」の項より引用。

海の女王

>アムピトリーテー(古希: Ἀμφιτρίτη, Amphitrītē)は、ギリシア神話の海神ポセイドーンの妃で海の女王である。アンフィトリーテー、長母音を省略してアムピトリテ、アンピトリテ、アンフィトリテとも表記される。
>名前の意味は「大地を取り巻く第三のもの」、即ち海をあらわす。聖獣はイルカで、象徴は冠、ヴェール、王笏。
>ローマ神話の海水の女神サラーキアと同一視される。
(同上リンクより引用終了)

象徴として絵画に描かれるヴェールが
風をはらんだ羽衣を想起させる。
アムピトリーテー≒アーシラト?

赤紫のヴェール=貝紫で染めた布?


( 2023.4.16~4.28 Twitter より )


風神雷神


一対の仁王像と「風神雷神図」って
なんとなく似てる……と風神雷神を
検索したら、洋の東西のモチーフの
移り変わりを含めて「大きなテーマ」
と気づき、スケール感に圧倒される。

神話伝説の本は幾らかは読んだけど、
美術史の素養がないゆえ気づくのに
時間がかかるナ……

風神雷神図 – Wikipedia

何に気づいたかさえも
おぼろげ……でも
「あーーーーー!!」
って状態になった(昨日)
そして、電源が落ちたように
眠くなった……今日になって
その思考を辿ろうとしても、
ぼんやりしか思い出せない。
(;^_^A 
なんだろ、西洋のアネモネ
(風の花、アドニスの血)
が変遷、極東の風神図にまで?

……風神が持ってる袋
または布(羽衣?)は、
帆船を走らせる季節風の
比喩なんだろうな……
という単純な見立て
だったのかもしれない。
(あーーーーー!!という
気づき)
(1日経ってWikipediaを
読み直しての感想)

時代や気候風土の異なる国の
神々が、海を越え陸を越え、
和風の様式美へと。

地中海文明の風神(布や袋を持ち有翼)
の意匠がシルクロードに伝播する途中、
翼が脱落した、というWikipediaの指摘。

季節風を利用して帆船を操る船乗りと、
ラクダの隊商を組んでシルクロードを
旅する者やオアシス都市に住む者との
「風」に対する捉え方の違いが
「風神の翼」の有無に影響した?

シュメールの主神エンリル・妻ニンリルは
風の神だった。
冬の雨期の後、野生の赤いアネモネが
大地を染め、耕作の季節が訪れる。
男神(風雨の季節)が黄泉にくだり、
女神の季節となる。
ニンリルは南風の女神、夏の乾いた熱風の
翼を持つとも伝えられる。
ナツメヤシ栽培と航海に生きる人々の風神。

ナツメヤシは樹高が高く、雌雄の樹の別があり、
風媒花だった。
(人工的な受粉作業も危険を冒して行った)
(大切な食糧源を受粉させる風、航海に必要な風)
(地中海・中東の古代社会で風神が重要視された)

季節風=帆船の帆の翼
=布や袋を持つ有翼の風神
だったのではなかろうか?
という、ごく単純な連想に
とても驚いた昨日今日……

そして、どうしよう?
雷神クリルン&風神セルピナ
のお絵描きでもしようかな……
(特に深い意味はないけども)
(;^_^A


( 2023.4.5 Twitter より )


雷神の護符


ミョルニル – Wikipedia
トール神のハンマー(ミョルニル)の護符 

北欧のヴァイキングは、
交易民・漁民・農民であり、
ときに海賊とも呼ばれた。
ヴァイキング達がお守りとして
身に着けたのが、
トール神のハンマー(ミョルニル)
の護符だった。
トール神のハンマーは、雷と結びつく。
ハンマー……
日本なら槌(ツチ)かな?
打撃部分が金属性なら「鎚」だそうな。

槌 – Wikipedia

日本には青銅器時代が存在せず、
弥生時代に鉄器と青銅器が同時に伝わった。
(それまでは石器)
豊穣の雷神トールのハンマーのような
鎚イメージが日本神話で思い浮かばないのは、
その影響だろうか……古い神は素手?

(一寸法師の打ち出の小槌の昔話ならあるが、
ダイダラボッチの道具はモッコ)

打出の小槌を持つ福の神といえば、
大黒さま(大黒天)だった。
大黒天は、インドのシヴァに由来。
日本神話のオオクニヌシと習合。
シヴァは暴風雨神、豊穣神。

インドには暴風雨神シヴァとは別に
雷神インドラがいる。

インドラ – Wikipedia

赤髪のトールのイメージには、
インドラの方が近い。

北欧の雷神トールのハンマー(ミョルニル)
と対比できそうなのは、
インドラ(帝釈天)のヴァジュラ(金剛杵)
だろうか。
非常に硬い金属製で、雷を操るという。

金剛杵 – Wikipedia

ヴァジュラを持つ者=金剛力士だという。
(日本では、二体一対の寺院の守護神=仁王)

金剛力士 – Wikipedia


( 2023.3.19~4.4 Twitter より )


雷神あれこれ – あかり窓 (memoru-merumo.com)


すべてのいくさが memo


すべてのいくさが – あかり窓 (memoru-merumo.com)

すべていくさが – あかり窓 (memoru-merumo.com)


最初に思い浮かべた歌詞とは
違ってきたかも……
(旋律に合わせた)
(別の旋律でも再挑戦したい)
テンポが速すぎるのでは?
音程を少し下げた方が?
などの迷いも残る。
イラストとの整合性を思えば、
BGMは弦の音っぽい方が
よかったかも。

遠い海鳴り?海鳴りが騒ぐ?
海鳴りが嘆く?
歌詞も要再考。

とはいえ、
いったん動画の形にしたので
すっきりした……
(イラストの色調や高音の歌、
セルピナさんというより、
自分にとっての
セイレーンのイメージかも……
試してみたかった何かの世界)

この子守歌のかたちは、
後日また考える宿題……
(もっとゆったり、深みのある
素朴な温もり感ほしい)

( 2023.4.3 Twitter より )


「だったならー」ではなく
「だぁったなら」の方が
よかったかも……

( 2023.4.5 Twitter より )


すべてのいくさが

すべてのいくさが

( イングランド民謡 グリーンスリーブスのメロディ より )
song by NEUTRINO : MERROW
波音 : 効果音ラボ 様より https://soundeffect-lab.info/
music & poem & illust 編集 : あかり窓
2023 ©memoru-merumo.com


すべてのいくさが
むかしばなしだったなら
またじいさまが
おんなじことをいってるよ と
みんながわらう
むかしごとなら よかった
とおい うみなりの
ララバイはめぐるよ

すべてのいくさが
むかしばなしだったなら
おんなじあやまちを
くりかえさないように
かたりつぐ すべて
むかしごとなら よかった
つむじかぜ さけぶ
ララバイはめぐるよ