はねていくカエルがイメージ出来ず、
AIさんで試行錯誤しているうちに
いつしか6月が終わりそう。
ツクシってAI的に難しいのかなぁ……
プロンプトが的確ではないのかしらん。
悩みつつ、一応こんなものかと思える
画像が出力できたので、これを参考に
自力でお絵描きしてみよう。
( 2024.6.26 イラスト作成 Bing Image Creator +加工 )
冬の岸辺で(Suno)
(原詩 あかり窓「夢緑 ゆめみどり」より)
冬の岸辺で 銀の渦しお
あわい光の 糸を紡いで
月影さやか 羽のころも
あなたのために
織りましょう
過ぎし日の 仮寝の宿は
甘い実香る 桑の葉かげ
私は夢見鳥 糸を紡いで
星影ほどに ひそやかな
草浪ほどに しなやかな
あなたの羽ごろも
織りましょう
旅につかれ まよう夢路
つつむ羽ごろも
あなたのために
織りましょう
早緑めざめ 若草もゆる
春の岸辺の 夜明けまで
( 2023.5.25 + 2024.2.11 ブログより 加筆 )
( 2024.2.4 イラスト作成 Bing Image Creator )
( 2024.5.9 楽曲作成 Suno )
( 2024.5.10 動画作成 memoru-merumo.com )
夢緑 ゆめみどり(Bing Image Creator) – あかり窓 (memoru-merumo.com)
蛾眉と月と幻の女性
蛾眉(ガビ)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)
>蛾の触角のように細く弧を描いた美しいまゆ。転じて、美人。
「嫁たるものは―を顰ひそめて」〈紅葉・二人女房〉
(以上 コトバンクより 引用)
嫦娥(ジョウガ) – Wikipedia
>甲骨文には、「娥」という神が記されており、これが嫦娥のことであると考えられる。
『淮南子』覧冥訓によれば、もとは仙女だったが地上に下りた際に不死でなくなったため、夫の后羿が西王母からもらい受けた不死の薬を盗んで飲み、月(月宮殿)に逃げ、蟾蜍(ヒキガエル)になったと伝えられる(嫦娥奔月)。
別の話では、后羿が離れ離れになった嫦娥をより近くで見るために月に向かって供え物をしたのが、月見の由来だとも伝えている。
(中略)
『楚辞』天問では虹を切り開き衣服と為したとされる。
道教では、嫦娥を月神とみなし、「太陰星君」さらに「月宮黄華素曜元精聖后太陰元君」「月宮太陰皇君孝道明王」と呼び、中秋節に祀っている。
(中略)
(民間伝承)
海南島などでは、8月15日(中秋節)の晩に少女たちが水をはった器の中に針を入れて嫦娥(月娘)に自分の運命の吉凶を示してもらう、という習俗があった。針がすっかり沈んでしまって少しも浮かばないと運命は凶であるという。
(以上 Wikipediaより 引用)
日本で古来ヒヒル、ヒムシと呼ばれた「蛾」は、
古代中国に伝わる嫦娥(ジョウガ、月の女神)や
蛾眉(ガビ、眉、美人)という言葉があるように、
美しく神秘的な女性と結びついたイメージを含み持つ語
だったのではなかろうか?
「峨眉山月歌」
作者:李白 (唐)
峨眉山月半輪秋,影入平羌江水流。
夜發清溪向三峽,思君不見下渝州。
李白:峨眉山月歌 – Web漢文大系 (kanbun.info)
李白の詩に描かれる峨眉山は、
中国仏教や道教の聖地という。
蜀を出発して三峡の河を下る長旅で、
月影を慕うけれど見ることが出来ない、
という意味の有名な詩らしい。
蜀は蚕(蛾)の原産地域であり、
峨眉山の語からイメージされるのは、
道教の優美な月の女神……嫦娥。
詩人が慕うのは月影か、
想い人の面影か。
山渓、河、船旅、見えない月、
幻の美しい女性……
簡潔な語の連なりに幽玄な詩情が宿る。
(まるで英詩人デ・ラ・メアが描く
妖精世界のようだ、と思った)
( 2024.2.27 イラスト作成 Bing Image Creator )
春の宴
深紅のアネモネが大地を染めたら、
風が吹き 帆がふくらんで、
私は水面を旅する、遠く。
河を渡り 海原へと。
海の底でもアネモネ※がそよぎ、
セイレーンは歌を思い出す。
薄紅の蓮華※※が大地を染めたら、
私は水辺で身をきよめ、
光をまとい運ぶ、花の香を。
種をまき 芽吹きを祝えと。
野山をゆり起こし舞いながら、
琵琶持つ乙女に宿って歌う。
鳥たちは旅する。
男たちも旅する。
風に乗り 波をこえ
私の歌に招かれて。
※sea anemone=イソギンチャク
※※ レンゲソウ、原義は蓮・睡蓮
( 2023.7.9 & 12.18 +微修正 イラスト作成 Bing Image Creator )
ミヅハノメ(Bing Image Creator)
(万葉集より)
多奈波多之 船乗須良之 麻蘇鏡 吉欲伎月夜尓 雲起和多流
織女し 舟乗りすらし まそ鏡 清き月夜に 雲立ちわたる
たなばたし ふなのりすらし まそかがみ きよきつくよに くもたちわたる
( 第17巻 3900番 大伴家持 )
万葉集 第17巻 3900番歌/作者・原文・時代・歌・訳 | 万葉集ナビ (manyoshu-japan.com)
住吉尓 伊都久祝之 神言等 行得毛来等毛 舶波早家無<无>
住吉に 斎く祝が 神言と 行くとも来とも 船は早けむ
すみのえに いつくはふりが かむごとと ゆくともくとも ふねははやけむ
( 第19巻 4243番 丹比土作 )
万葉集 第19巻 4243番歌/作者・原文・時代・歌・訳 | 万葉集ナビ (manyoshu-japan.com)
( 2024.2.27 イラスト作成 Bing Image Creator )
カワヒラコ、夢虫、蚕サン – あかり窓 (memoru-merumo.com)