三ツ星は灯る


チグリスを漕ぎ出て
ナイルをわたり
インダスの谷間ぬけ
長江のほとり

あおぐ天の川ひとすじ
すべてにそそぐ星の雨
舞い姫は春をよび
織り姫は時つむぐ 

三度の眠りから覚め
繭やぶり生まれかわり
はばたく夢の羽音
めぐる機のリズム 

季節の旅人をさそい
舟歌ゆらす波
ここに安らえと

三ツ星は灯る
夜明けまでしばし
ここに安らえと


( 2023.6.14 & 6.27 Twitter より 推敲加筆 )
( 2023.6.13 イラスト作成 Microsoft Bing Image Creator )

三ツ星は灯る(Bing Image Creator 2) – あかり窓 (memoru-merumo.com)


西王母 memo


「蚕 西王母」で検索して、
論考PDF3本まとめて読んだ。
蚕と西王母には深いつながりがある。
アマテラスへの西王母の影響を指摘する
研究もある。
(蚕も西王母も中国文化は奥深く雄大)
(画像石に刻まれた扶桑樹の渦巻き…)

(眠くなりコーヒー満々のカップを
揺らして本とメモ帳を汚した……)

龍の謂れとかたち 揺銭樹(東京国立博物館) (mmrs.jp)

三星堆・中国古代文明の謎 – 株式会社大修館書店 (taishukan.co.jp)

「三星堆・中国古代文明の謎
史実としての『山海経』」徐朝龍 著
( 大修館書店 1998/06/01 )

>三星堆蜀国は「西王母之邦」か 

面白そうな本……
図書館で探してみようかな?

※イラストは
虎(チグリス河それともシヴァ神が由来?)
と蚕と三ッ星と天の川と髪飾りの女神

ざっくりラフな西王母のイメージ
(AIさんにお絵描きしてもらうも四苦八苦……)
こういう絵ヅラを求めていたわけでは
ないけれども、
絵としてまとまっていれば
もういいや……という疲労感。(;^_^A
今日はここまで。
また後日に、要挑戦。


( 2023.6.9~6.13 Twitter より )
( 2023.6.13 イラスト作成 Microsoft Bing Image Creator )

「三星堆・中国古代文明の謎」 – あかり窓 (memoru-merumo.com)


カワヒラコ、夢虫、蚕サン


荘子「胡蝶の夢」の影響で日本でも
蝶は「夢虫」「夢見鳥」と呼ばれ、
魂の化身とみなされた。
7世紀半ばの富士川ほとりで人々の
信仰を集め征伐された「常世虫」は、
蝶の幼虫(芋虫)だったという。
古来からの川の神(水神)と芋虫が
結びつき、人心を捉えたのだろうか?

古代日本ではアゲハチョウの幼虫、イモムシが神様だった⁉︎ – ウェザーニュース (weathernews.jp)

川の神と蝶(常世虫)とが
富士川のほとりで、もしも
結びついていたならば………
「かわひらこ」という蝶の
古語と関りがないだろうか?
カワヒラコとカワイラシイ、
に語源的繋がりはないのか?
と、夢想する。

ミズハノメ、オシラサマ、
天白神、常世虫……
水神の巫女、織り姫、
流しびな……etc.

波の神 – あかり窓 (memoru-merumo.com)

夢の通ひ路 – あかり窓 (memoru-merumo.com)


古来、洋の東西にわたり
岸辺(川・海)では
異界との交流が起きた。
(交流に誘うのが夢や酒)
海はワタツミと呼ばれた。
英語 ”water”と関連はあるだろうか?
ワタ(古くは絹綿)=蚕との関連は?

木嶋坐天照御魂神社 – Wikipedia

ワタツミノカミの娘は、
トヨタマヒメ。
トヨタマヒメと蚕との関連を
検索したら、こんな神社があった。
ヤマサチヒコ(トヨタマヒメの夫)を祀り、
「蚕の社」と呼ばれる。
尾張氏・秦氏にゆかり深い京都・太秦の
祈雨の神、境内に三柱鳥居があり、
夏至の太陽を信仰、と。

夏至の太陽(日の出)信仰で、
三柱鳥居かぁ……これって、
エジプト由来のシリウス信仰の
系譜がはるばる伝播したのでは
ないかしらん?(と、夢想)
(オリオンの三ッ星信仰も含む)

そういえば、蚕の音読みはサン。
ミツハノメ(水神)は、ミツ……
参の漢字はオリオンの三星由来。
ミツは……三?

668「蚕」はなぜ「かいこ」か? : 常用漢字論―白川漢字学説の検証 (livedoor.biz)

このブログさん記事によれば、
サンは髪飾りの意味、と。
髪飾りって古来、巫女のしるし……

アメノウズメの「ウズ」も
髪飾りの意味と指摘する学説を
読んだことがある。
(アメノウズメ=オリオン座説の本で)
(アメノウズメ=西王母=髪飾りをしている)
蚕と西王母?


( 2023.6.6~6.9 Twitter より )
( 2023.5.21 イラスト作成 Microsoft Bing Imge Creator )

岸におふてふ – あかり窓 (memoru-merumo.com)


オシラサマとミヅハノメ(Bing Image Creator)


オシラサマ、天白神、天白羽神について
ミヅハノメとの関連は?と
疑問が浮かんだので、あれこれ検索。

おしら様 – Wikipedia

天白信仰 – Wikipedia

長白羽神 – Wikipedia

機殿神社 – Wikipedia

伊勢を南限とする天白信仰は、
古くは縄文女神にさかのぼる説がある、
海洋民に伝わっていた風の神、織り姫?
オシラサマの源流を天白神とする説もあるという。


罔象(みずは)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)

ミヅハノメ – Wikipedia

古くはミツハ
紙漉きの神、川上御前、罔象


ミツ=水、密な網、光(みつ)?

罔象女神を目の神とする清水社の例がある。
熱田神宮 – Wikipedia

オシラサマも目の神という。
和紙の原料はクワ科のコウゾの樹皮……
養蚕の飼料となるのはクワの葉……
(養蚕は弥生時代には始まっていた)

クワは、中国の扶桑樹の神話では、
太陽と結びついた宇宙樹だった。
クワの葉を食べる蚕が吐く糸には、
太陽の力が宿ると見なされただろう。
エジプトの太陽と冥府の神オシリスが、
サナギを象徴としたように、
休眠する幼虫やマユから出る成虫は、
死と再生の物語を織りなす。
(アマテラスとオシラサマの類似性)

紙漉きと機織りは原料が似ている。
クワ科の樹皮や葉(養蚕)だけでなく、
麻は、紙や布(糸)の素材になった。
(漁網は麻糸、帆布は麻布、
伊勢の海洋民が、風と機織りの天白神を
信仰したのは頷ける)

ミズハノメとオシラサマ。
村人達に紙漉きの技を教えたという
川上御前(ミズハノメ)は、
上流の山の神であると同時に、
海へと流れる水波、そして
吹きわたる風の神ではなかったか。
……はるかな時空を旅して
異国の文化を伝えた、古代の
天女の面影を夢想する。

※ミヅハノメをイメージした絵を
AIさんに描いてもらいました。



( 2023.5.26 Twitter より )
( 2023.5.22~23 イラスト作成 Microsoft Bing Image Creator )


チョウピラコ=座敷童子 – あかり窓


星の羽(絵 Bing Image Creator)


海は父さま 白珠ひかる
風は母さま 苗穂そよぐ
星の岸辺で 銀の渦しお
あわい光の 糸を紡いで
月影さやか 羽のころも
あなたのために
織りましょう

旅にいこい 夕ぐれ色の
甘い実香る 桑の葉かげ
私は夜の子 夢を紡いで
白珠ほどに ひそやかな
穂波ほどに しなやかな
あなたの羽ごろも
織りましょう

旅につかれ まよう夢路
つつむ羽ごろも
あなたのために
織りましょう
星影さやか 天のほとり
白い岸辺の 夜明けまで


( 2023.5.25 イラスト作成 Microsoft Bing Image Creator )


天の布(Bing Image Creator) – あかり窓 (memoru-merumo.com)

夢緑 ゆめみどり(Bing Image Creator) – あかり窓 (memoru-merumo.com)