お空のツツは海のトト


お空のツツ(星)は
海のトト(魚)
夜のツツをとおって
金の灯(ヒ/アカリ)ふるよ
トトツリアイの宵祭り
天にのぼる 万の火の粉
浜のツツ 海をてらして
今年のトトは 大漁だ


クダギツネ
銀のシッポのほうき星
トトつりましょと
氷(ヒ/コオリ)にシッポたらし
かちんこちん シッポの先が
ぷつんと切れて 泣きました
クダ玉の雨 きらきら
ツツ星の光 しらじら


いたいのいたいの とんでいけ
おや もう夜があける


( 2023.5.15 Twitter より 推敲 )
( 2023.5.15 イラスト作成 Microsoft Bing Image Creator )


海を行く貴婦人


Let the winds of heaven
Blow through the paths among the clouds
And close their gates.
Then for a while I could detain
These messengers in maiden form.
(The Monk Henjo)
( -Petals and Moon- no.12 )

天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
(僧正遍昭 小倉百人一首)

風と雲と乙女

羽衣を隠されて天に帰れなくなった乙女
羽衣(=貝紫色のヴェール?)
アーシラト
ATRT
(アタラツ姫は日本にもいる……)

aṯrt [‘āṯiratu]=アーシラト

吾平津媛 – Wikipedia

アタラツ姫ではなく、
アヒラツまたはアヒラヒメだった……
(語感がアーシラトに似てる?)
日向国 吾田邑の人。
コノハナサクヤとの関連がありそうな。

コノハナノサクヤビメ – Wikipedia
>これに対してポリネシア語をもとに、コノはkau-nui(大型船)、ハナはhana(労働)、サクヤヒメはhaku wahine(貴婦人)とする推論もある※ 

※黄 當時「古代日本語の船舶の名称における異文化の要素について -コノハナノサクヤヒメを中心に- 」佛教大学 文学部論集 第103号(2019年3月) 佛教大学
BO01030L065.pdf (bukkyo-u.ac.jp)

アーシラトは「海を行く貴婦人」と呼ばれる。
たまたまだろうか?

コノハナサクヤヒメを海洋民の言葉で分析すると
「大型船と関連するよく働く貴婦人」
の意味になる、という最近の論文は、
とても興味深い。

船霊 – Wikipedia

フナダマ=船の女神。
日本各地で信仰されている。

海を行く女神(アンピトリーテー)
海を行く貴婦人(アーシラト)
の系譜は、日本ではフナダマ信仰へと?

媽祖 – Wikipedia

中国・台湾では、媽祖(マソ)信仰。

船首像 – Wikipedia

船を龍と呼んだり、
船体の前方に目を描いたり、
船に鳥(カラスや鳩など)を
常駐させたり(陸・島の確認用)、
船に魂を宿らせたり(船霊信仰)、
船を棺として有力者を弔ったり。
ピラミッドの太陽の船などの例を含め、
船の神話伝説って奥深いなぁ……
(中東のフンババ退治の神話も
船材のヒマラヤ杉を得るための冒険)


( 2023.5.15 Twitter より )


お空のツツ(星)は


お空のツツ(星)は海のトト(魚)
夜のツツをとおって 天の灯ふるよ
トトツリアイましょ 万の火の粉が
浜からツツへのぼって 海原てらし
今年のトトは 大漁だ

クダギツネ 長いしっぽのほうき星
トトつりましょと 氷にシッポたれ
かちんこちんで シッポがちぎれて
泣きました クダ玉の雨 きらきら
ツツ星の光 さらさら


( 2023.5.15 Twitter より )