居待月


夜明けの西南の中空に
淡い金の居待月が
浮かんでいた。


居待月
明かしの波に
金の窓

居待月
明かしの風浪
見守る灯
夜明けの蒼を
金の瞳で


幼ごころの君の
「望みを統べたもう金の瞳」
とは、もしかしたら
あんな輝きなのかも……
と思わせた、今朝の月。


(追記)
水色と桃色の雲が
織りなした夕暮れ。
立夏の今日は、
夜明けの空も夕空も
とても綺麗だった。


( 2026.5.5 Twitter より 加筆 )
( 2925.7.17_2026.5.5 イラスト作成 Bing Image Creator+修正 )


アゲハチョウ


足元のクローバーにアゲハチョウが
羽を広げてとまっていた。
力尽きたチョウだろうか、と
身をかがめたら
ひらりと飛んで、あちらにふわり、
こちらにふわり、舞いながら
草むらをすべり、やがて
そよ風にのって、空へと溶けた。

アオスジアゲハもすいすい飛ぶし、
クローバーは花ざかり。
いま歩むのは、夢みた季節、
いつもの庭の。


( 2026.4.22 Twitter より 加筆 )
( 2025.2.17 イラスト作成 Bing Image Creator )
( 2026.4.22 イラストCG加工 )