俵はごろごろ お倉にどっさりこ
お米は ざっくりこで
ちゅうちゅうねずみは にっこりこ
お星さま ぴっかりこ
夜のお空に ぴっかりこ
いねむりごろごろ 舟こぎぎっちんこ
こげこげ こっくりこで
おやおやお目目は ぱっちりこ
ちょうちん ぽっかりこ
鼻のちょうちん ぽっかりこ
雷ごろごろ いなずまぴっかりこ
夕立ち ざんぶりこで
洗濯 びっしょりこ
お庭も びっしょりこ
雨でお庭も びっしょりこ
( 作詞:野口雨情、作曲:本居長世
1925年=大正14年 発表 )
俵はごろごろ 童謡の歌詞 (worldfolksong.com)
いもむし ごろごろ
ひょうたん ぽっくりこ
( 江戸時代からのわらべ歌 )
いもむしごろごろ わらべうた・遊び歌 (worldfolksong.com)
( 2024.2.28 イラスト作成 Bing Image Creator )
いと おかし – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)
俵=蚕の繭に似た形
土俵=相撲を奉納するための舞台
さんだわら=俵のふた(流しびなを乗せる舟)
稲わらは身近な素材であると同時に
穀霊が宿る聖なる依り代だったのだろう。
「内はほらほら、外はすぶすぶ」
ねずみといえば、大国主神話の
この言葉を思い出す。
「おにぎりころりん、すっとんとん」
の囃子言葉もあったっけ。
地下の穴に住む身近な小動物ゆえ、
異世界にまつわる神話や民話が
多く物語られてきたのだろうか。