ハチ

海のスズメバチ、
暴れん坊たちの親分。
ヒレに毒あり。


Naturalis Biodiversity Center – RMNH.ART.223 – Apistus carinatus (Bloch and Schneider) – Kawahara Keiga – 1823 – 1829 – Siebold Collection – pencil drawing – water colour 参照
ハチ (魚) – Wikipedia


( 2023.2.12 Twitter より )


ローエングリン


ローエングリン (アーサー王伝説) – Wikipedia

アーサー王伝説・ケルト神話に登場する
「白鳥の騎士」ローエングリン。
円卓の騎士パーシヴァルの息子で、
白鳥の曳く小舟に乗る。
彼が聖杯城から訪れることは、
物語において暗黙の了解であり、
同時に登場人物たちが
尋ねてはならないタブーで、
その問いを発すれば彼は去ってしまう。

聖杯城は、
忘れ河の中州にあるともいう。
天の川に浮かぶ白鳥座と、
聖杯城の主で白鳥の曳く小舟に乗る
ローエングリン。この両者は、
物語が語られた古い時代の人々に
広く共有されていたイメージにより
結びついているのだろう。

星物語のイメージの翼……
異界と往来する白鳥の舟、星の騎士。
天の川の恵み=聖杯。

荒れ地を沃野に蘇らせるためには、
傷ついた王(漁夫王)を癒すことが必要で、
その奇跡をもたらすのが聖杯だった。
大地は海に取り巻かれ、海の果ては
星空につながっている。
海と星空を結ぶ道が天の川で、
その中州に聖杯城はあるという。

白鳥の翼は異界と往来する舟、
この世の春を告げる使者。


( 2023.1.24 Twitter より )


だれかさんのうしろに


大蛇と闘って相討ちになるトール神、
ヤマタノオロチを退治するスサノオ、
竜と闘って水源を解放するインドラ、
暴風雨神や雷神に通底する髭づら男……

天の川
(地上の海や山の水源=大地をとりまく水)
天の川の比喩としての竜・大蛇、
それに挑む英雄としてのオリオン座


天の川を背にしての牡牛座との対峙、
背水の陣。

(だれかさんのうしろにへびがいる)

天の川の対岸に、双子座。

(彼岸と此岸に別れる双子の英雄)


( 2023.1.24 Twitter より )


ももいろさんご色


桃色珊瑚色と灰色のまざった雲の波間を、
透き通った薄紅に輝く夕陽が流れ落ちる。

桃色珊瑚色=コーラルピンク 

桃色珊瑚は古来から宝飾にも使われる、と。
きれいな色だなぁ……

お月さん ももいろ | よさこいおきゃくブログ (kochi-bank.co.jp)

お月さんももいろ|絵本ナビ : 松谷 みよ子,井口文秀 みんなの声・通販 (ehonnavi.net)

桃色珊瑚の優しく暖かな色を
愛しむ心は誰も変わらないのに……
わらべ歌にまつわる禁忌を
伝える悲しい物語、美しい絵本。

四国産の珊瑚が、
イタリアのカメオ(珊瑚製)の
素材になっているとは、
不思議な御縁………

あ、そういえば地中海産の貝紫も
製法は秘密にされ、貝紫で染めた
ロイヤルパープル(皇帝色)の布は、
ローマ皇帝に独占されたんだっけ………

ベネツィアンガラスの工房も、
トルコ?から連れてきた職人達を
地中海の島に幽閉し、脱走は極刑、
製法は秘密、レースガラスなどの
繊細な技術を開発してイタリアは
富を得たんだっけ………
(廉価な素材=ガラス→職人→高価な工芸品)

四国の桃色珊瑚とも通底する、
権力による美と富の独占の例。

コーラルピンクであれこれ思いつつ、
「桃色珊瑚色と灰色のまざった雲の波間を、
透き通った薄紅に輝く夕陽が流れ落ち」た
なにげない今日の空は、
とても綺麗だった。


( 2023.1.9 Twitter より )