ミヅハノメ(Bing Image Creator)

(万葉集より)

多奈波多之 船乗須良之 麻蘇鏡 吉欲伎月夜尓 雲起和多流
織女し 舟乗りすらし まそ鏡 清き月夜に 雲立ちわたる
たなばたし ふなのりすらし まそかがみ きよきつくよに くもたちわたる
( 第17巻 3900番 大伴家持 )

万葉集 第17巻 3900番歌/作者・原文・時代・歌・訳 | 万葉集ナビ (manyoshu-japan.com)


住吉尓 伊都久祝之 神言等 行得毛来等毛 舶波早家無<无>
住吉に 斎く祝が 神言と 行くとも来とも 船は早けむ
すみのえに いつくはふりが かむごとと ゆくともくとも ふねははやけむ
( 第19巻 4243番 丹比土作 )

万葉集 第19巻 4243番歌/作者・原文・時代・歌・訳 | 万葉集ナビ (manyoshu-japan.com)

( 2024.2.27 イラスト作成 Bing Image Creator )


カワヒラコ、夢虫、蚕サン – あかり窓 (memoru-merumo.com)

オシラサマとミヅハノメ(Bing Image Creator) – あかり窓 (memoru-merumo.com)

海を行く貴婦人 – あかり窓 (memoru-merumo.com)



俵はごろごろ


俵はごろごろ お倉にどっさりこ
お米は ざっくりこで
ちゅうちゅうねずみは にっこりこ
お星さま ぴっかりこ
夜のお空に ぴっかりこ


いねむりごろごろ 舟こぎぎっちんこ
こげこげ こっくりこで
おやおやお目目は ぱっちりこ
ちょうちん ぽっかりこ
鼻のちょうちん ぽっかりこ


雷ごろごろ いなずまぴっかりこ
夕立ち ざんぶりこで
洗濯 びっしょりこ
お庭も びっしょりこ
雨でお庭も びっしょりこ


( 作詞:野口雨情、作曲:本居長世
1925年=大正14年 発表 )

俵はごろごろ 童謡の歌詞 (worldfolksong.com)


いもむし ごろごろ
ひょうたん ぽっくりこ

( 江戸時代からのわらべ歌 )

いもむしごろごろ わらべうた・遊び歌 (worldfolksong.com)



( 2024.2.28 イラスト作成 Bing Image Creator )

いと おかし – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)

シルク幻想 – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)

白い女神 – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)


なみのこもりうた


わたしのたからもの、
うみべでひろったガラスのかけら、
まあるくてすべすべ、なみのいろ。
そっと てのひらにのせてねむると、
ざざぁんと しおさいがよせてきて、
すずしいめをした あのこにあえる。

あのこはいつも にじいろの
イソギンチャクにこしかけて、
リュートをかなで、
すんだこえで うたっているよ。


おともだちと けんかしちゃって
ごめんね いえなかったひのよる、
まどのカーテンが ばたばたゆれ、
くらいへやは ふかいうみのそこ。

ゆらゆらおよぐ イジワルくらげ。
ハロウィンの ランプそっくりに
ぺかぺかひかって わらいながら、
みんなそろって むれてながれる。


「ひかるぜ
 ビリビリ
 しびれるぜ

 そこのけ
 ユラユラ
 おとおりだ

 おれたちゃ
 きままな
 あばれんぼう

 いっしょに
 うみのそこで
 パーティしようぜ」

え?
いやです、くらいところ
きらいだもん。


「おれたちのさそいを
ことわるだと?
なまいきな こどもめ、
どくのはりで
さしてやろうか?
おれさまは うみの
スズメバチだ!」

いやあだよ、あっかんべー。
まくらをかぶせて
ふんづけちゃえ!


「あぶなーい!それは
ハチ、うみのならずもの。
ヒレにさわっちゃいけない、
にげて。

わたしはセルピナ、
すぐに たすけをよぶわ」

おおあわての あのこが、
ちいさなまきがいの ふえを
ちからいっぱい ふいた。


「よんだかい?

おいらはクリルン。
ほいきた、まかせろ」


げんきなおとこのこが
ひかるつえを かざしたら、
ピカピカの いなびかり。
やのように
いなずまがとんで、
あばれんぼうたちが
うごけなくなるまで
グルグルまきにしばった。

おとこのこが さけんだ。
「セルピナさん、こいつらを
ふくろにとじこめて!」


「オッケー、クリルンくん」
あのこは うなずいた。
にじいろのイソギンチャクが
おおきなくちをあけて、
あばれんぼうたちを
つぎつぎにすいこんだ。

クラゲもエイも こわいハチも
けむりのように きえてしまった。


イソギンチャクのふくろが
やさしいひかりに つつまれて、
ただようマリンスノーへと
ゆっくり かわっていく……


「うみのそこにしずんで ねむり、
また あたらしい ゆめになるね」
と クリルンくんがいった。


「おやすみ、ゆめのかけら」
と セルピナさんがささやいた。


わたしのたからもの、
うみべでひろったガラスのかけら、
まあるくてすべすべ、なみのいろ。
そっと てのひらにのせてねむれば、
ざざぁんと しおさいがよせてきて、
すずしいめをした あのこにあえる。

あのこはいつも にじいろの
イソギンチャクにこしかけて、
リュートをかなで、
すんだこえで うたっているよ。


 ねむれ ねむれ
 どんなふかい
 なみのそこも
 てらすあかりが
 ここに
 ここにあるから

 ねむれ ねむれ
 どんなかなしい
 なみだもいやす
 ゆめのあかりが
 ここに
 ここにあるから

 くらいかげも
 こえも
 かたいきばや
 とげも
 きみをなかせる
 ものは
 ここにいないから

 ねむれ ねむれ
 きみのつめたい
 なみだをとかす
 ゆめのあかりが
 ここに
 ここに ほら
 あるよ







( 2022.1.10~2024.2.19 Twitter & あかり窓ブログより )
( イラスト作成 : 3Dペイントライブラリ & Bing Image Creator 一部に使用 )
( 音声データ song by NEUTRINO : MERROW & NAKUMO、波音 : 効果音ラボ様より )

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