
あやかしの里の
あやかしの宿で
金の実もいで
すたこらさっさ
と逃げたらば
開かずのお座敷では
糸巻きぶぅんぶん
ほうきがざわっざわ
宝の実ぬすんだのは
だぁれだぁ?と大さわぎ
逃げても逃げても
ふかぁい森
たけのこがニョキニョキ
やせたお月さんみたいに
青白くひかって
とおせんぼ
迷っても迷っても
くらぁい野原
長虫がニョロニョロ
流れのはやい川になって
銀の波ざんぶらこ
とおせんぼ
走っても走っても
追いかけてくる
きょろりジロリ目玉たち
金の実かえせと
夜空にうずまいて
とおせんぼ
あやかしの里の
出口がどこだか
わからない
わからない……

ねむり姫は
金銀いばらの
まゆの中
若君くるまで
めざめない
めざめない……
この詩に幾枚かの絵を添えて、
ちいさな絵話にしたいが、
今日一日まったく手つかず。
図書館の絵本コーナーで
イメージを探そうかな?
(盗人のイメージが浮かばない)
(案外と難しいかも)
(今年は、この絵話を目標に)
(墨絵風?)
(AIでイメージを模索?)
井上 洋介さんの絵本を
読んでみようかな?
影絵風?
単純素朴で抽象的で、
幻想性もある表現……
(子どもの落書きのような)
糸車が→糸巻き
へと変更。
ぶんぶん鳴るのは糸車の管(管を巻く)で、
糸車は「からから回る」のだった。