童(わっぱ)


春の彼岸、
山童は川におりて
河童となり、
秋の彼岸にはまた
山に戻るのだという。

河童 – Wikipedia

山童 – Wikipedia


(川面を流れる桜の花びらに、
おりてきた山を懐かしむ……
そんな不思議な童子は、まだ
どこかに居るのだろうか)


いざ子ども
山べにゆかむ
桜見に
明日ともいはば
散りもこそせめ
   (良寛)


童(わっぱ)下絵 – まよい宿