笑まひのにほひ


奈泥之故我 花見流其等尓 乎登女良我 恵末比能尓保比 於母保由流可母

なでしこが
はなみるごとに
をとめらが
ゑまひのにほひ
おもほゆるかも

なでしこが
花見るごとに
娘子らが
笑まひのにほひ
思ほゆるかも


( 万葉集 巻18-4114番 大伴家持 )


万葉集4114番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文 | 万葉集一覧データベース

万葉集 第18巻 4114番歌/作者・原文・時代・歌・訳 | 万葉集ナビ

笑まひ(エマイ)とは? 意味や使い方 – コトバンク

にほひ – ウィクショナリー日本語版


ナデシコさん


露の世や
露のなでしこ
小なでしこ

(小林一茶)


はかない花の命だけれど、
りんと咲く可憐な姿は、
時をこえて詠われてきた。
優し気な撫子のイメージで、
不思議な童子の傍らにいる
小さな妖精を描きたくて、
拙い試行錯誤をあれこれ。

花の命ははかないけれど、
おとぎ話の童子や妖精なら、
時の波間を舞いつつ渡れる。
そんな想いを抱いた人は、
古代から連綿と存在したに
ちがいない……
(お盆の風習も含めて)



天のひしゃくに慈雨をねがう、
ハユラギくんとナデシコさん。


しずくの意味 – まよい宿


今は昔


今は昔。

山里を流れる川のほとりに
「寝ずの番」を務める
ふしぎな童子がおりました。


この童子は、夜ごと
手にした箒(ほうき)で
蛍火や星や夜つゆがこぼす
ちいさな光を集めます。

ほたる火の
舞いめぐる淵(ふち)
火の跡を
そっと掃いては
夢をむすびつ


夜の帳(とばり)を
人知れず掃き清めることが
いつの頃からなのか、
この童子の役目でした。

風そよぐ
星のかがり火
羽(は)ゆらぎて
祓い清むる
夢のあとさき


昔も今も。

ふとまどろみから覚め、
草木をざわめかす風のような
箒(ほうき)の音が、もし
耳に残っていたならば……

それは、童子の仕業かも
しれません。



※ 「火の跡を そっと掃いては 夢をむすびつ」
は、Copilot-Aqua (2025.6.29) による表現。


ひょうたんのイラスト素材 : 大蔵永常
ひょうたん2個のベクター素材 | Ukiyoe Stock
茂みの鳥獣戯画イラスト素材 : 鳥羽僧正
鳥獣戯画:何気ない草むら5の浮世絵ダウンロード素材 | Ukiyoe Stock


夢の番 – まよい宿